第9節 コインの融合&分離

ビットコインは、コインを一枚ずつ別々に処理します。

そのため、全送金を最小の単位に分割することになってしまいます。

ビットコインはこれを解消するため、1回の取引で複数の入力と複数の出力(※支払先の送金アドレスと支払額のこと)を設け、コイン額を融合&分離できるように作られています。


入力に関しては、過去の大きな取引あるいは、複数の小さな取引への寄せ集めになります。
一方、出力に関しては、受取人への支払いと、お釣りの返却で成り立ちます。

このようにシステムを設計すると、1つの取引で複数の取引に関係し、さらにそれらの取引も多くの取引に関係することになりますが、問題ではありません。